20190908 昨日の日記 なんなんらいふ

昨日は蚊に個展「なんなんらいふ」を見て、オープニングパーティーからのふわふわモツ煮の店で打ち上げ、二次会のカラオケまでマックスフルでエンジョイしていた。

今はリョナ創作イベントころけっとの会場の1階でオレンジ水を飲みながらサークル参加者を見送りながら、一般参加者の列形成が始まるのを待っている。

蚊に個展「なんなんらいふ」はとても良かった。まず膨大な絵の量と一枚一枚の情報量に、一度絵を全部見たのにふと絵を見るとさっきと違う絵に見えたりして、そういう意味では全然見たりなかったような気がする。本当に「あれ?この絵見たっけ」と思ってしまう。

蚊にさんの漫画は沢山読ませてもらったことがあり、逆にカラーの絵は今回初めて見た。

直接蚊にさんに伝えたけど、私はなんでも絵はパキッとした輪郭と色彩が好きで、輪郭の無い絵やグラデーションのような複雑なものを見るのが苦手で、なんなんらいふでも一番気に入った絵を伝えたら、それは水彩ではなくコピックのようなもので色を付けているらしかった。

目が段々慣れてきたらふわっとした質感や色彩の絵も良く思えてきた。

私は色がパキッとしてて暗くてはっきりした絵が好き。

個人的なことだけど、今まで何か絵の展示があると「凄い」という感想を何気なく抱いていたんじゃないかと思う。「凄い」絵を「凄い」と感じることが、重要な気がしていたけど、最近は客観的に言葉にならない凄さよりも、自分の好きなものが意識できるので、そういう意味ではちゃんと自分自身として作者の絵と向き合えた、気がする。

蚊にさんの絵は鮮やかな色やダイナミックな線によって暴れまわっているけど、似た絵の作家からはエナジーを感じるのに対して、蚊にさんの絵からは圧倒的な無邪気さと自由さを感じる。

殆どの絵は当然直接見ないと、文章で何かを伝えるのは無理な気がするんだけど、印象的な絵を二枚だけ挙げる。

まず異彩を放っていたのが、蚊にさんも描いた記憶がないという謎の絵で、丁寧にメガネが描かれた輪郭の無い顔に、黄色と茶色の色が塗られていて、「よくわからんうんこ」「預言者」「偶然の産物」という文字が入っている絵。

これは何故か知らないけど蚊にさんが持っている不可思議なオーラを一番ダイレクトに見れた絵だった気がする。
こういう絵だらけでも意味がなくて、色々なちゃんとした絵の中にこの絵が一枚あるのがバランス的に良いと感じた。

あとお気に入りの絵が、はじまりはらっぱという、FPSRPGのゲーム画面のような絵で、これは単純に私がゲームが好きだからやけに気に入ってしまったような気がする。
蚊にワールドは展示の空間をそのまま飲み込んで蚊ににしてしまったようななんなんらいふという空間において、蚊にっぽくない万物は存在しないし、どの絵からも蚊にの世界観を感じ取ることができるんだけど、あえて一枚選ぶならはじまりはらっぱかなと思う。

もう一つの部屋も、個展開始まで作業に費やしたというだけあってめちゃくちゃな気合を感じる。だいぶ面白い感じになっていた。
あとなんなんらいふTシャツが売っていたりする。絵が良い。

ざっと感じたのはそれくらいで、また見直したら新しい感想が出ると思う。

まあ蚊にさんのカラーの絵の魅力を感じることができてとても満足している。

オープニングパーティーもゆるい感じで楽しかった。本当に美味しいもの食べたりドクペ飲んだりしてマックスくつろいでしまって、コイソとトスタさんに自分のコミティアの新刊を売りつけたりしてしまった。楽しんでもらえて良かった。

パーティー後の打ち上げでは完全に人見知りを発動してしまってわいわい話せる感じではなかったけど、蚊にさんがその友人たちにとってどういう存在なのか感じられてよかった。ふわっふわのモツ煮とタン油の串焼き。料理が美味しいお店だった。

勝手に自分で人見知り完全に治ったと思ってたけど全然そんなことはなかったね。話題に入れないときはにこにこしてることしか出来ない。作り笑いじゃなくて空気感を楽しんでるから嘘ではない。ただ何も発言ができないだけで。

打ち上げでわちゃわちゃして解散した後、オールカラオケのフェイズに入った。

なんだか土曜日は「今日は何も考えない日」という気がしていたので、中島みゆき宇多田ヒカルや深夜高速をモグラグの人たちと爆躁で歌って暴れまくって最近のストレスが吹っ飛んだ。ほんとに何も考えずにア゛ァ゛ーッ!!って叫んでるだけ。ただただ楽しかった。

それで仮眠をとってそのまま、今はころけっとの入場待機列に並んでいる。

色々ありすぎて思考をどこかに飛ばすことができないので、ツイッター見るか、このブログ書くかしか出来ない現状。

とにかく新しい漫画を描きたいなと、ずっと思っているけど、今日も何も頭が自由にならなそうなので明日からまた頑張りたい。

お疲れ様でした。
なんなんらいふ行ってない人は行ってください。