詩「かっこいいぜに描いた風船」

■かっこいいぜに描いた風船

 

かっこいいぜに描いた風船 かっこいいぜに描いた風船

やー風喰う獣の機械版シャラランと鳴き声の、揺らす喉も 憩いも

王家の謳歌に事足りる口品回 王の笛 カイ カイ キ

豚にえくぼ 鳥に和太鼓 僕らの明日はコピー用紙にリサイクルされる

笑顔鳴く嗤う飴蜘蛛り腫れ紙成り行き評対風船

かっこいいぜに描いた風船 教室の中の名前を吐いても良い城

時の守護者

裸足で踊るのが当たり前のような 水の踊り子のカードのような

神社のような 閉店のような 朝から来る忌まわしい 霧

馬の声 骨の龍が砂から機械版ズルズル音と、骨の琴 よのなか

集積に伴い感情は無礼 罪状は抉る 菜の花をノートに挟む

バラも挟む チューリップの球根も挟む 時計の中にジャム入れる

集積に伴い論理の鬼が 無知を救うたびに パン一個入れる

鹿の声 鉄の塊が土から天使版フランセ音と、事の船 風

墓地の名残 解明の恐れ 次第に巨大になっていく 影

赤い靴の中の鬱の手前のような 陽の天使の罠のような

時の守護者

土踏まずで土を踏むのような 真空の幼虫の始祖のような

王家 王家 点まで王家 背後から近づく黒い 汁

蝶の声 風の船が雲から現代版ピヨロロ音と、夏の祭 花火

集積に伴い かっこいいぜに描いた風船 僕の名前を知る人よ

時の守護者

集積に伴い かっこいいぜに描いた風船 将来の夢の欄の地雷

時の守護者

Null

時の守護者

Null

時の守護者

Null

Null

Null

Null