コミティア127、ダークウェブアンダーグラウンド、うずらの骨

こんにちは。普通の日記です。あと少し告知的な。

 

コミティア127の合同誌と個人誌、ダークウェブアンダーグラウンドうずらの骨の話などを少し話したいと思います。

 

■DWU(書籍)

ダークウェブアンダーグラウンド、読み終わってしまった。読んでて楽しかったな。久しぶりに本を読みました。とてもいい読書体験だった。

読み終わってから他の人の書評を読んで、「この本の根底にあるのは『ダーク』だ」、とかそういう話も読んでなるほどな、と思ったんですが、そんな深いレベルで読み込まなくても、もっと軽い感じで、純粋にとても読みやすく分かりやすくて、木澤さんのブログやシックスサマナの記事の方が濃くて面白かった部分も正直あったけど、触れたことの無いもので溢れていて刺激的で、面白かった。というのが正直かつ率直な感想です。

 

特に面白かったのは、闇のマーケット「シルクロード」の運営者DPRの殺人依頼の話とか、日本とアメリカのネットの体質の違いの話とか、あとニックランドの暗黒啓蒙、加速主義、新反動主義については木澤さんのブログでも触れられていたけどブログよりも分かりやすくて面白かったです。アシッドハウスやヴェイパーウェイブに話が逸れたりするのも良くて、今はヴェイパーウェイブを聴きながら記事を描いています。

全部は触れられない、でも丸ごと面白い知的好奇心をくすぐられる本でした。

 

出来ればまたダークウェブでもっと本を書いて頂きたいですね。DWU(書籍)はダークウェブだけの話ではないけど。

 

誰かが「読書は悪いことをしているような気持ちになるから楽しい」と言っていたのをずっと覚えてて、私が求めていたものがようやく手に入ったような気がする。こういうのをもっと沢山読みたい。

この本のおかげで脳が温まって論文が捗って助かりました。

 

木澤さんにはkizawaman02名義で後述の「藤想合同誌『3』」にも寄稿して頂いていて、感謝しかありません。

 

 

 

コミティア127

2/17(日)東京ビッグサイトコミティア127で、二冊新刊を出します。

一応、スペースは「ぬ34b」です。

 

まず、「藤想合同誌『3』」。去年の夏から半年間かけて、ようやく出ます。さっき入稿しました。

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合同誌参加者の皆さんや、合同誌参加表明して下さったけど今回は辞退してしまった方には色々な気持ちがあって、とりあえずまず伝えたいのは、この企画に関わってくれて本当にありがとうございます。

 

それ以外にもお疲れさまでしたとか、本当によく引き受けてくれましたねとか、色々、もう色々とあるんですが(そりゃ人生最初の合同誌だから思えば思うほど想いはいくらでもある)、とりあえず今は「ありがとうございます」とだけ、言いたいです。他の事を言うとまたぐちゃぐちゃになりそうだ。

 

まだ全貌を私しか把握してない段階だけど、私だって本として読まなきゃリアルにこの本を感じられないからそういう意味ではまだどうなるか分からないんだけど、間違いなく良いものになってはいる、と思っています。

 

内容は、なんて言ったら良いんだろう、内容全く知らない人に説明すると、去年の夏に私が「こういう合同誌があったらいいな」という私の趣味の架空の合同誌のレギュレーション(かなり縛りがキツい)を投稿したところ、ある人に拾って頂いて、「この合同誌はやる価値がある」とのことだったので、かなり失礼で申し訳なかったんですが、ダメ元で色々な人にお声掛けをした所、書いていただけそうな方が集まり、形になりました。また、自ら参加を志願してくれる方もいました。ありがたいことです。

 

集まった原稿は当然私が大好きなものが出てくるし、私も自分で描きたいものが描けたので、色々な人に読んで欲しいと思います。

レギュは一貫しているのに、この人しか描けないだろうなというものしか無くて、それが他の人と被ってなくて、すごい。

私も早く読みたい。

 

 

で、コミティア127で私の個人誌も出ます。

「イケア・エクスペリエンス」。書いてある通りIKEA体験レポ漫画です。

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これをコミティアで出すために今までブログでもツイッターでもIKEAに行ったことについての具体的な言及を避けてきたんですが、先月の1月に初めてIKEAに行きまして、イケア・ショックとも呼ぶべき衝撃を受けて、レポ漫画にすることにしました。

 

な~にがIKEA体験レポだ、と思うかもしれませんが、体験としてそんな大したことなかったらツイッターやブログに日記を書くか、それか漫画を描いたとしてもツイッターに投稿して終わりにしてただろうなと思いますが、これをオフセで個人誌として出すだけの内容、密度はあると判断しまして、本になります。

 

IKEAの圧倒的異空間さに圧倒され、IKEAを理解し、宇宙の真理さえ幻視する。一つの物語がこの本にはあります。

 

IKEAを知らない人の視点で書いていますが、IKEAもう行ったことがある人も楽しめるようには書いています。

 

 秘密にしていた分、ツイッターにバーンとイケアの漫画出します!って告知するのが恥ずかしいので、一旦このブログでジャブを打っているというのもあります。

 

 

 

うずらの骨

ここから本当にただの日記になります。

 

本業についての話ですが、うずらの骨は完成し、受肉も成功したと言えます。

あとは客観的な評価を待つだけ。本も入稿が終わったし、あと告知だけ。私にできる事はもうそれしかない。

今週と、あと来週も少し忙しくなりそうだけど、一月末から今にかけての忙しいピークは去りました。なんとか無難に切り抜けられた。

私は自分の好きなようにうずらの骨を作って受肉させただけ、たったそれだけ、シンプルです。それを誰にどう思われようと、さして問題ではない。

 

自分で好きな事を好きなように出来ているから今は幸せだ。自分に好きな事があって本当に良かったと思うし、好きな事をこつこつ増やしてきて良かったと思う。

 

結局、うずらの骨は完璧にはならなかった。受肉も完璧とは呼べない。

ストイックさが足りないと人から言われたらそれも受け入れるしかない。

 

でもストイックさが足りないのは私の問題であって、うずらの骨は悪くない。

これから改善していくことがあるとすれば、それは私自身の性格だ。

 

誕生は、どんなものであれ無条件に祝福されるべきものだと考えている。

 

今思い返せば、うずらの骨に歩み寄ろうとしたり、遠ざかったり、色々あった。

愛情が湧いたり、失せたり、忙しかった。そういう起伏も、歪な模様になって、全部うずらの骨に刻まれている。

 

とにかく、終わったんだ。