20190710 新刊制作進んでない日記

渋谷のタコベルのドリンクバーで無限にドクターペッパーを飲むのが好きで、いつの間にか私はドクターペッパーが大好きになってしまっていた…！！（コナン）今日もその店でドクペをたっぷり飲んできた。
長らくドクペといえば渋谷のタコベルという時期が続いたけど、最近は自販機でドクペが売っていたら買うくらいフランクにドクペと付き合うようになった。
コーラやリアルゴールドばかりだと飽きるのである。

今日は前から書きたいと思っていた「雨（人名）」と「貴殿管者」について後で書こうと思う。

今日九度計くんや清水ニューロンと渋谷で遊んでいて、二人？から「藤想（私）の哲学を言いながら散歩するだけの漫画を読みたい」とか、クドケイくんに「藤想（私）の思考の塊みたいなものを見たい」と言われたので、次の新刊「クラゲの心臓」（最近は「冴えないタイトルだな」と思う）にはそういったものを書けそうなので、ずっと自分一人で「こんなものを書いても誰も喜ばない」と考えてモチベーションが低くなっていたので、かなり気分が上向きになった。

クラゲの心臓は、物凄く地味な漫画だと思う。
まだ何も描いていないから、思っているほど地味にはならないだろうと思っているけど、コンセプトが「エンタメをやる」から外れた時点で自分で戸惑っていたし、どこを向いて作業すればいいのか分からない状態で今まで作り進めていた。

やっぱり自分一人で何かを作ることなんて出来ない。色んな人との関わりの中で生じるあらゆる感情がなければ、機械がどんなに精密に作り込まれていても、動かす人間がいなければただの置物にしかならず、私は置物にはあまり興味がないらしかった。何故か、動いているものに興味がある。猫か？私の飼い猫は虫や鳥や小動物を捕まえてきて、家の中で何回も捕まえて遊ぶ。対象が動かなくなるまではたいて遊び、動かなくなったら興味を失う。私は猫なのかもしれない。動くものにしか興味がない。

意味のない話をしてしまった。私の話の9割は意味が無い。

最近二つくらい人生に関わる出来事があり色々安定したりしなかったりしていて後はこの夏に新刊を出せるかくらいしか心配事が無いので夏になったら眠っていた創作意欲を爆発させたいと思う。

前作は敢えて王道をやって、王道とエンタメを自分なりに突き詰めることが出来た（現状出来る限界）と思っているけど（その方向性でやって賛否も色々出たけど）、次のやつはまた毛色が違って、戦闘も日常もあんまり無いし、エンタメでも王道でもないし、よく分からないけど私が描くしかない漫画なのは間違いなく、それを読みたい私とごく少数の私の漫画の読者の為に描くぞという気持ちがある。

雨と貴殿管者について書こうと思う。

私の頭の中に雨という女性がいる。

元々は雨宮や雨野といった人らしい名字や名前（江草真理子など）を持っていたが、それらは雨のように流れ落ちて、今はただ「雨」という名前しか持っていない。
必要悪というか、私の世界には居なくてはいけない人物であり、それでいて私が排除しなくてはいけない人物でもある。ばいきんまんだ。
容姿が良くて、常に生暖かい微笑みを湛えていて、とにかく性格が悪い。しかしその性格を描写することが私には困難なので、人間としての雨は溶けてなくなり、人間性を洗い流してしまって、超常的な象徴、人の形をしているだけの本当の「雨」になった。
なのでクラゲの心臓に出てくる雨には人間性がない。
じゃあ何が彼女に残っているのか？

貴殿管者は、キャラクターの名前ではなく、ある一人の白い少女に刺さって抜けなくなった赤い根の剣の名前で、複数存在する。
赤い根の剣が刺さった少女も貴殿管者となっている。
様々な貴殿管者が存在し、赤い根の剣はその一つで、「自傷による自身の進化」を能力として持っている。
だから何だという話だ。この世界に戦闘力というパラメータがあるなら5だと思う。どうでもいい。

クラゲの心臓は三章構成になっていて、これに関してはコンセプトの三要素を分解して三つになっていて、壊れることがないと思う。プロットももう三章とも加筆できないレベルでパンパンになってしまっていて、これ以上やると破裂する。

二章と三章の間に「村編」を追加しようかと考えたがそんな余裕はない。ていうか普通に間に合わない気がする。

書けないまま死んでいったプロットの幽霊がうようよしていて、もうこれを書かないと私は何も書けない気がする。テトリスで追い詰められているような気分だ。

これを書き終わったら、次は馬鹿みたいに何も考えてないただ楽しいだけの漫画を書きたい。ていうか今からそっち書いたほうがよくないか？

今のところ案としてはなろう小説みたいなストレスフリーなバカみたいな設定の異世界転生モノとか、好きな曲をエモだけで勝手に漫画化したりとかそういうことを考えています。普通にそっち描いたほうが良くない？？？

私はどうしたらいいですか？このままずっと真面目な漫画を書けないまま死ぬのか？