20190701 8月コミティア新刊制作日記

今日から2019年も後半。今年の前半は色々あった気がする。思い出していくとキリがない。

 

さて、8月のティアに向けて新刊を作っているわけだけど、かなり激しく紆余曲折しまくっている。

 

まず、サークル申込時にサークルカットで予告した新刊「新たの世界」は、プロットは完成し作画に着手していたものの、大体8つくらいの大きな理由によって描けなくなり、その代わりに新たなプロットを作り、今現在はそっちを進めている。

ウケるのが、余りにも色々な新しいことをやろうとして、制作を断念したのにあとがきが書かれている。どういうことかというと、制作する前から制作していく過程を全部記録してあとがきにしようとしていたためだった。無駄に終わったしどうでもいいが。あとがきって何だ?

 

新たなプロットもこれはこれで全然漫画を描く速度が出ず、大丈夫か?と自分でも心配になる。この新刊は人生と密接にリンクしており、人生を突然どうにか出来ないように、この新刊も突然一気に描けてしまうものでもない。毎日少しでも描いていくしかない。

大体、この漫画はそういうわけで、コミティアに間に合わなくても良いとさえ思っている。

 

漫画を描く時に新しい音楽にハマるともうノリノリで漫画を描けるんだけど、新しい音楽を仕入れられていないので前回と同じようにA_IIとミスアンドロイドを使って適当にやろうと思う。幸いにも、A_IIに飽きる気配がないので助かっている。

 

でね、この日記を書こうと思ったきっかけが、インプットの件。音楽は良いものに巡り合えなかったけど、最近見た映画(キングオブモンスターズや海獣の子供)はとても良くて、新刊の核になっている。いや、KOMはどうでもいいかもしれない。でも気持ちの何処かしらで「私は絶対に私のKOMを作ってやるぞ、覚悟しろよ」という気持ちもある。

 

でねでね、本題は、最近大先生から色々と異国や自国の古いアニメや特殊なアニメを色々と見せてもらっていて、カフカ原作の「田舎医者」とかも良かったんだけど、今日教えてもらったエストニアの有名なアニメ作家5人が本当に良くて、今急いでDVDを掻き集めたり、動画サイトで動画を探そうとしている。エストニア語とか分からないけど翻訳ソフトを使えばなんとかなるとのことだった。

まだ動画を全然見れてないので、ある程度詳しくなったらもっと具体的に人と話をしたいと思う。

そして、当然少なからずその影響が新刊にも出るだろう、出したい、という感じだ。プロット的に厳しいが何とかしたい。

こういう時にヤンシュヴァンクマイエルルナシーのように、人間の物語の合間に肉のストップモーションが挟まれたりする様子が無意識に浮かんでくる。

 

あと、大きな進展として、新しいプロットのタイトルが決まった。

原作小説のタイトル「無能なる女王」からスタートして、もっと良いタイトルにしようと改変を繰り返し、今まで21個の仮タイトルがあったが、それらの文脈を全部無視して、22個目の、現在のタイトルに行き着いた。それが「クラゲの心臓」だ。

新刊完成するのか分からないけど、このタイトルなら行けるだろうという予感がある。

「クラゲの心臓」というタイトルの出現方法、タイミング、タイトルの意味、現実の物事との同期が、私の今までの人生とこれからの人生を繋ぐ橋であり、人生も大きな転換期を迎えていると感じる。

これからの私は、今までと違う生き方をすると思う。

 

ツイッターで「エストニア」という単語を出したくなかっただけの日記なのでこれで終わりにします。新刊がんばります。

 

 

 

おわり~