2018年振り返り
皆さん。そろそろ2018年も終わりますね。今年も一年ありがとうございました。
このブログを始めたのも今年だし、今年は色々と精力的に活動出来た年でした。
行ったことない所に行ったり、人に会ったり、公私共に(今は私しかありませんが)新しいことにどんどん取り組んで成長できた年だったと思います。
本当に面白いことが書ききれない程沢山あった一方で、最も大切な友人が死んだりもしました。今年は沢山の人が死にました。
疲れない程度に今年を振り返ります。
■映画
■演劇
■アニメ
■内心
■漫画について
■スタンプ
■絵、グループ展
■詩、歌詞、なろう小説
■映画
色々映画を観て、面白かった映画や印象に残った映画は大体記事を書いています。
何度も言っていますが私的に今年一番良かったのは響です。
百合を描くにあたって、参考資料として百合映画を三本くらい見ました。
Love my life、ショーミーラブ、マルホランドドライブ。
他には、
降霊、怪物はささやく、タルコフスキーのサクリファイス、ハッピーエンド、アワーミュージック、ザブルード怒りのメタファー、ヴィデオローム、都会のアリス、ホドロフスキーのDUNE、エヴォリューション、神々のたそがれ、スリービルボード、
劇場だと、
デッドプール2、フロリダプロジェクト、恐怖の報酬、ヴェノム、シュガーラッシュオンラインなど。
ハッピーエンドとエヴォリューションは良かったです。ホドロフスキーのDUNEも大変良かった。
今年訳有ってヤンシュヴァンクマイエルの概説文を書いたりしましたが、ファウストを字幕で見て本当に面白かったですね。
この世には「かわいいサメ映画図鑑」というものがあり、それの存在を知った時に昔見たシャークネードの記憶が蘇り、一瞬サメ映画がマイブームになりました。初めてジョーズを見て面白くて感動して、アイスジョーズ、ファイブヘッドジョーズ、メガシャークVSクロコザウルス、あとシャークネードラストチェーンソーを見て、面白くなくて絶望しました。
■演劇
今年は友人の演劇やちょっと知名度のある演劇などを色々見て、良い影響を沢山受けられたと思います。
演劇については多分全部感想を書いています。
やっぱり映画よりも断然体験レベルが高いですね。お金に余裕が出来たら観ていきたいと思います。
一番良かったのは能を捨てよ体で生きるかな?最近見たから記憶が新しいので。
■アニメ
今年のアニメは、よりもい、トネガワ、ゾンビランドサガ、ヤマノススメ、若おかみ。
終わってないけどジョジョ。ジョジョは本当に良い。
あと一瞬バキやゴブスレが好きになったりとか。
ヤマノススメは毎回15分とは思えない満足度で素晴らしかった。
よりもいは3話と11話(メールって11話だっけ)が一番良かったです。
アニメ映画はもう若おかみが圧倒的に良くて、良かったですね。正解って感じがする。
一時期、ゼロしこを観てコナン映画にハマって、DVDを沢山借りてきたこととかありました。
今年の映画といえば、リズと青い鳥も、多大なインスピレーションを得られてもう文句なしに良かったんですが、その前段階で「さよならの朝に約束の花をかざろう」を見ていなかったら、そうはならなかったと思います。
このエントリの読者に「さよならの朝に」ファン、岡田麿里ファンがいたら本当に申し訳ないんですが、私はさよならの朝にを観て本当に絶望するほど面白く感じられなくて、物語を作る事や脚本や、とにかく色々なものに絶望してしまいました。今思えばそんなに言うほど悪く思えないし、単純に岡田麿里が肌に合わなかっただけなんですが、本当に絶望しました。
物凄いショックを受けました。業界のプロが作ったものがこんな風になるんだ、って思って、それでリズを観に行って、色々と救われました。
雑に何故さよならの朝にを面白く感じられなかったのか分析した結果、多分「生きる事の喜びが感じられなかったから」だと思います。本当にあの映画は終始苦しみしかない。世界は美しいのに喜びの裏側にも苦しみが蔓延っていて。こんな世界じゃ生きられないと思いました。それで作品を作る事について「喜び」を重視するようになりました。
■内心
人には公開しない日記をつけているのですが、それを見ながら一年を振り返ってみます。
1/9
去年のガキの使いで問題になっていた、嫌がるベッキーを無理やり押さえつけてタイキックした話で、あの後にベッキーが夢に出てきて、見た目はベッキーなんだけど喪服で、中身が知らない少女になっていたんですが、それを見て私の中には潜在的にタイキックされるベッキーを見たかった欲求があったのだなと思いました。
12月末今現在、それがりょなけっとに行ったりリョナ漫画を描く伏線だったように思います。今ではもっと非人道的な漫画の構想があるので、創作物とは逆に、人間性をもっと良くしていかないとな、と思っています。
1/16
愛=理解。
3/30
友達とサイゼリアで徹夜したら躁転しました。
その時に日記に色々と書いたのですが、今それを読み返して思う事は、言葉になるようなことは真理でもなんでもない、本当のことは言葉にはならないな、ということです。
3/31
言葉一つ一つについて考察しています。
空の鳥、夕日、季節、天才、全知、狂気、カタストロフ、生存本能(無)、意志、神様、謎の解明、生殖、殺人、エモーショナル、異形、食事
この手記が後々、創作に反映されていきます。
4/1
面白いものについて、興味が湧いてきます。
4/2
絶対的なものは何もない。
4/4
「生きて」「生きるよ」のやり取りに疲れてしまう事について。
4/23
自分の単純さを弱みではなく強みだと解釈する。
4/29
好きな思想家を作ること。
『30歳までに鬼頭莫宏の漫画を理解できるようになる』
5/6
リズと青い鳥を見て影響を受ける。
「感情」と、「二人」について。
5/8
WHERE WERE WE?のコンセプトを考える。
新しい場所に行きたい。
5/10
私の創造性。
5/13
同性愛について。
5/14
二人の関係性。互いに影響を与える関係。
5/17
イメージビデオを読んで、窓ハルカ大賞に漫画を送った時のことを思い出した。
イメージビデオは良い漫画だと思うけど、これがちばてつや賞を取ったことについて、自分が何か見落としている気がして、それが分からないとダメだと思った。結局今も分かっていない。
6/8
人間は何かを考えても何も知ることが出来ないけど、それはそれとして考え続けなくちゃいけないということ。
6/12
知識を得たところで見え方が少し変わるくらいで、生きる世界は変わらないな、と思う。
6/22
倫理観と異常性について。
6/24
detailよりも全体を大切だと思う事。
感情を大切にしようと思う事。
8/13
しかるねこの二次創作がバズる。
9/4
戦争はもっと細かくなって人間の中に流れるといい。
そして人と人は体の一部を交換できるようになるといい。相手を理解するために。
9/23
「テレパシーで全てを伝えられるようにならないから、言葉が大切にされているのと同じように、ディスコミュニケーションの花開く瞬間を、私は愛している」
9/27
他人の愛の形を受け入れたい。
10/10
孤独とは魂の質量。
10/15
意味のある暴力なんか描きたくない、それが一番最悪な事だから。
暴力はただの暴力として描きたい。
10/26
悪について。
11/20
自由について。
12/8
考えることには希望がある。丁寧な思考。
■漫画について
漫画については、これまでで一番結果が出た年でした。
まず去年の11月まで遡って振り返る必要があります。
11月にコミティアで出した漫画は、物語自体はそこまで嫌いではないし、今までで最も真剣に考えて作ったものですが、
とにかく作画作業が嫌で、今でもDL販売するのが嫌です。読んでいると線が生き生きしていなくてとても悲しい気持ちになります。それが良いと言ってくれる人もいます。なので完全にすべてが嫌いなわけではないです。
その後、春のコミティアで、一回思いっきりエンタメを描こうと思って、芥箱エチカFFFを描いて、ミステリーじゃないけどミステリー的な面白さを出せるように、あれを書いて、とにかく気持ちを軽くして自分の好きなギミックを考える作業に注力して描きました。
依然作画作業がめちゃくちゃ嫌だったので、余計なものを描いて気分をごまかしながらなんとか70ページくらいを仕上げました。
作画が本当に苦しいのに、頑張っても読む側としてはあってもなくてもどっちでもいい。それで更に作画が嫌になる。
夏のコミティア。WHERE WERE WE?。私はもう作画をやめました。ネームに色を付けて、言葉と台詞を入れて、それで製本しました。
作画を辞めたことで本当に自由になりました。作画する時のコストを一切考えなくても良くなったので描きたいと思ったことをそのまま反映できる。本当に考えたいことにだけ集中できる。
その夏のコミティアと、次の秋のコミティアはそれぞれ300ページくらいずつ新刊を書けたので、漫画は他人が読んでも分かるくらい、今までと比べて上手くなりました。
創作に関して、やっと自分の手足を手に入れたな、という気持ちです。
今年学んだことは、とにかく自分のやりたいことをやるために、やりたくないことを一切やらないようにすることと、新刊セットが3900円になるのは流石にやりすぎたので今後は一冊か二冊に新刊を絞っていこうということです。
今は描きたいものが多すぎて手が追いつかないので、一番書きたいものから順番に形にしていきたい。
来年一発目のコミティアも、出来れば新刊を一冊出したいと思います。
来年すぐに初めての合同誌をやります。何もわかりませんが、丁寧に、楽な気持ちで、作ろうと思います。
初めてやったことと言えば、今年は初めて二次創作をやりたいと思って、やりました。
外向けの形態としては一次創作という体でやっていましたが、二次創作をしたいほど人を好きになったことがなかったので、二次創作の楽しさを初めて知りました。
日常生活でずっと考えていても飽きない大好きなもののことをずっと考えながら何かを作るということがこんなに楽しいと初めて知りました。
合同誌の企画と二次創作に関して学んだことは、とにかく考え方が違う相手に対しても伝わるほどの敬意を持って人と接しないといけないということ、社会性とは自分と遠く離れた人と接する時こそ発揮するべきものであるということです。
私が犯した大きな失敗については詳しくは書きませんが、同じ過ちは犯したくないので絶対に忘れたくはないし、悪いことをしたと思っていますが恥だとは思っていません。必要な失敗でした。
今年の漫画はよく出来たと思うので、良かったら読んで下さい。
後は今年読んだ漫画も良いものが多かったんですが疲れてしまいました。
■スタンプ
自分のオリジナルキャラクターについて、アクリルフィギュアやアクキーにしたいとか、画集を出したいとか、もっとこのキャラを掘り下げていきたいと思うほど深く愛を抱いたのも今年初めて経験しました。
結局今年は15個くらい毛量多子シリーズのスタンプをリリースしました。
正直、人が毛量多子を好きと言ってくれるまで、それはデザインの一つでしかないという認識で、キャラクターとしては愛していなかったのですが、思っていたよりも毛量多子を愛してくれている人が多かったので、私は毛量多子のことを見直しました。
もっと彼女の色々な面を見てみたいし、知りたいと思って、大量にスタンプを制作しました。
スタンプを作ると人が買ってくれるのが嬉しくて今でもずっと作ってしまっています。
あと、アマゾンで物を大量に購入した時にいつ物が届くかわくわくしながら待つのが好きですが、お金がないので、そのわくわく待ちたい欲求をスタンプを申請して審査中になっているのを見ることで満たしています。
私は飽きっぽいので、新しいスタンプを4つくらい申請すると一番最後に申請したやつが早く承認されないかを楽しみにしてしまって残りの3つは放ったらかしなのですが、スタンプが承認されるのは嬉しいです。
今日も消毒猫のスタンプを作りました。
そもそもスタンプを作ろうかなと思ったのが、来年でスタンプを作り始めて五周年になるので、記念に何か作ろうかなと思ったのがきっかけでしたが、五周年とか関係なくなってしまいました。
いっぱい出してしまっているので、良いのがあれば買ってください。今後も沢山作ります。どうぞよろしくお願いします。
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■絵、グループ展
グループ展の展示のお誘いを頂いたので、絵を二枚描いて展示してもらいました。
絵については何もわかりませんが、本当に純粋な気持ちで絵を描いたと思います。
本当に何もわかりませんが、私の絵やスタンプを良いと言ってくれる人がいる事実は受け止めようかなと思っています。
絵については、描きたいというよりは、絵とは何なのかを考えたいと思います。
今回のグループ展で展示した絵は「ghost」「gibier(ジビエ)」というタイトルの二つなのですが、
その二つのコンセプトを元にクリスマスイブに友達の家でPCを借りて「肉、魚、幽霊。」というスタンプを(またスタンプの話になりますが)作りました。
この「肉、魚、幽霊。」というスタンプは一見意味不明なのですが、絵に対する「何を絵と呼べばいいのか分からない」気持ちや、スタンプに対する「スタンプという枠組みから脱出したい」気持ちや、自分のやりたいこと、「コンセプトをそのまま作品として形にしたい」という気持ち、そして勿論「ghost」「gibier(ジビエ)」を作った時のコンセプトなどを、素直にぶつけているもので、自分としては気に入っていますが、そんなの受け手には何も伝わらず、単純に、点と線と色として伝わるんだろうなという気持ちでいます。
「肉、魚、幽霊。」は気に入っているので、デザインをフルグラフィックTシャツ用に作り直したい気持ちも若干ありますが様子見です。
■詩、歌詞、なろう小説
今年も色々な詩を書いたり、今年初めて歌詞やなろう小説を書き始めたりしました。
これについては前回の日記で色々書いているので割愛します。特に大きく成長できたとは思いませんでした。
読んだ本や食べた物や行った場所についても書きたいけど、疲れたので終わりにします。