20190620 タピオカなどのふれあい

日記。

昼時、新大久保駅から徒歩五分くらいの所に中国茶の店があり、その店におおきくタピオカミルクティーの写真が出ていて、マシーナリーとも子さんのタピオカ記事を読んだり漫画にタピオカミルクティーを書いたりしていたのもあって、入ってみようかなと思って、入った。

本日一店舗目、280円のタピオカミルクティー。写真がやけに美味しそうだったし、まあ外れても安いものかなと思って飲んだらとても甘くて美味しかった。280円は今考えても安い。ここで初めて人生で、ブラックタピオカというものを受け入れられたと思う。

私のタピオカ史を少し話しましょう。

私は元々、タピオカといえばココナッツミルクで食べるホワイトタピオカ(ブラックに対してそう言っているだけで、元々は単純にタピオカと呼んでいた)を好物としており、最近になってココナッツミルクタピオカプリンなるものが一時期登場してからも、陰で語られていたブラックタピオカの存在は、あんなものタピオカじゃないと拒絶していた。

なんかホワイトタピオカみたいにサクサクしてなくてくにゃくにゃしたゼリーみたいな、でもタピオカといったら皆プラッくタピオカを指すようになっていき、このレイワの時代においてはもはやホワイトタピオカに人権などなかった(元々無い)。

そんなわけで私はブラックタピオカを憎んでいたわけなんだけど、ミームとしてのタピオカの面白さ、そしてマシーナリーとも子氏によるタピオカ記事により懐柔させられて、ちゃんと美味しいタピオカミルクティーを飲んでみたいと思うようになったのだった。

勿論今日より前に度々ブラックタピオカ入りミルクティーガルパン最終章第二話を見たりする時も買ったりしていて、別に美味しいとも思わない、なんかタピオカのダマになってる部分があるし雑だな〜と思っていて、まあこんなものかと思っていた。

それで280円のタピオカに戻る。これは安いのにタピオカが丁寧に丸められていて雑さは感じなかったし、ミルクティーもタピオカも甘くて、え?美味いじゃん。と素直に思った。こういうのを飲んでたら好きになるかもしれないなと。

そこで清水ニューロン氏(知らない方にお伝えすると、私には清水ニューロンという髪が長くて身長も高い見た目がキリストみたいな友人がいる。)を誘ってタピオカ専門店巡りを突発的に行う。

大久保駅北口から徒歩3分くらいのところにある、やたらとピンクを強調した如何にも「映え」を狙ったタピ専門店に行き、一番おすすめの商品を購入した。ピンクパンサーのぬいぐるみ、フラミンゴの意匠、ピンクの羽。

客がいなくて不安だったが店の奥の席は既に埋まっており、それなりに人気だった。

出てきたタピオカのケースが物欲を満たしてくれる。しっかりしたプラスチックのケースの中によくわからないしょっぱいクリームやミルクティーやタピがぎっしりと詰まっている。
これは美味しいんじゃないか。

飲んでみるとまあ甘くて甘いけど奥深い甘みがあって、今日飲んだタピオカの中では最も「スイーツ」という言葉に近い。これは税込み700円くらいだったか。280円のタピオカも負けないくらい美味しかったけど、これは行列こそ出来ていなかったけどかなり良いんじゃないかと思う。
言葉にできないけど、甘さのレイヤーが3つくらいある感じ?単純な砂糖の甘さだけじゃなくて、広がりのある甘みがある。かなり楽しい。
ただ氷を少なめにしてしまったため、最後に謎のしょっぱいクリームがそのままケース内に残ったのでそれは飲めなかった。

その店でしばらくゆっくりした後、なんやかんや、秋葉原へ行くことになった。
秋葉原へ着くと、どうしてもマシーナリーとも子さんが飲んでいた鹿のタピが飲みたい!と思って清水ニューロンくんにジアレイ(マシーナリーとも子タピ記事で紹介されていた鹿のタピ店)に行こうと言って、後で行くことになった。

秋葉原では背筋を伸ばすのに特化したリクライニングチェアの亜種みたいなのを使いながらゆらゆらして遊んだり、

鹿のタピ店ことジアレイは流石人気店、七分待ちくらいの行列が形成され、店内にとにかく甘い匂いが充満していてびっくりしてしまった。

おすすめのタピを聞くと、No.9というやつが人気らしいので、それを注文した。
激混みだったがタイミング良く席が空いたので店内でいただく事にした。
飲んだ感想としては、とにかくミルクティーがお茶として美味い。
お茶素人でも分かるくらい茶葉の風味が豊かに感じられて、これに関してはタピよりもティーがメインかなと感じた。
正直タピオカを吸い込むために強めに吸わなくてはいけないことに煩わしささえ感じた。それくらいティー単体でうまい。
ティーにおいてきぼりにされているからと言ってタピは別に不味いわけではなく、これも丁寧に作られたタピオカだなと感じた。
これで500円くらい。
ルノアールなどで同じ金額でコーヒーを飲むならこのミルクティーを飲みてえよ。

そんな感じで一日3タピを果たした私はタピにかなり満足感と納得感を得たのだった。

タピオカについての話題はここで終わり。




その後は清水ニューロンくんとお肉を食べたりコミックジンで商業漫画を眺めたりして満足した。

ボードゲーム屋さんにも行ったのだった。
前に行った時は一切興味がわかなかったので何も見ないで帰ったけど、人とボードゲームを見るのは楽しい。その人がどんなボードゲームが好きなのかとか聞くのが好きだ。

バベルという、今私が注目している正体隠蔽&バランスゲームも売られていた。

そこで私が心を奪われてしまったのが、サイレントファントム。
詳しく知りたければググってもらうとして、簡単に言うと異能力バトルを題材にした直球なカードゲームで、カードの種類やイラストやコンセプトやシステムが中二心に刺さりまくり、ウオーーーーーーーー異能力バトルーーーーーーーーーー!!!!カオスナイトーーーーーーー!!!!!みたいな、ただの異能力バトルのオタクと化してしまった。

後々考えてみると、私はもっとチープな異能力バトルを欲しているのかもしれない。
じゃあそれって何なの?ポケモンとかロックマンとかである。
つまり氷属性が強いだのどうのという低次元な異能力バトルをやりたいという気持ちがシンプルにただあるらしいなあというのがわかる。が、逆に、そういうのを見飽きていて、例えば氷属性と火属性ならどっちが強いんだとか、そんなことは考えたくもない。

でも自分がやりたいのはそのレベルなんだなと気付いて、今はどうしていいのか分からない。
異能力バトル分からない人に説明するなら、大人になったのに子供みたいにジャングルジムで遊びたいのだった。

そう考えると、大人向けに特化した、マルドゥックシリーズや何やらあると思うけど、それもなんか違う。

わがままをそのまま言うなら子供に戻りたいのかもしれない。氷属性強くない?みたいなことを単純に思ってしまうくらいのレベルに。ヒロアカとかそういう。
難しいと思う。

私は氷属性やどくタイプが好きという感情を何らかのキャラクターや能力やアイテムとしてセーブしていなかった。
だからもうロードが出来ない。ギアッチョを知ったのも成人してからだ。

私は何でも象徴化したい。象徴にして物質に紐づけて所有しておきたい。それがセーブだ。

最近物欲(何らかの物体に意味をセーブして、それをお金を出して買いたい欲)が強くて、それはアマゾンでは満たされない。

あれこれぐちゃぐちゃしてきた所で、清水ニューロンと話をしていて、そういうぐちゃぐちゃしたまま何かを出力したいの?と聞かれ、人生の最終目標は「スッキリすること」だと答えた。

スッキリしたいと思う。