好きなアナログゲームの話
こんにちは。
ボードゲーム色々やっているけど人にあまり言ったことが無いな?と思ったので、好きなボードゲーム(主にカードゲームです。カードゲームは手ごろなので)を紹介したいと思います。
ハードなボードゲームやTRPGも好きなのですが値段が高くて所有しているものが少ないので持っている物に限定して紹介します。
■海底探険
■コヨーテ
■ワンナイト人狼(モンスターver)
■ストーリーキューブ
■王への請願
■FLUXX(クトゥルフ)
■テストプレイなんてしてないよ(通常・黒)
■うどんエイリアン
■エクスプロージング・キティンズ(爆発子猫ちゃん)
ボードゲーム以外
■ウエスト・ウイング
■ワードウルフ
■たほいや
【以下ゲーム紹介】
まずは海底探険とコヨーテ。この二つは可愛いし面白いしシンプルなので誰にでもオススメ出来ます。
今回紹介するゲームはどれも持ち運びに便利なゲームばかりです。
■海底探険
見た目が可愛いくてコンパクトで持ち運びに便利なので大好きなオインクゲーム製のゲームです。
ルールがシンプルかつ海底に潜ってお宝を獲得するというコンセプトが良く、程よく運要素が絡んで何回やっても飽きません。
海底に潜ってお宝を獲得すると酸素ゲージが減ってくるのですが、酸素ゲージが全プレイヤー共通なんです。なので他人が強欲に動くと自分まで苦しくなるという。
全員で心中した瞬間やお宝を入手出来た時はテンションが上がります。
同じくオインクゲームズのダンジョンオブマンダムエイトもオススメです。
こちらはどれだけ装備品を脱ぎ捨ててダンジョンに挑むかを競い合う度胸試しのようなゲームで、シンプルですが盛り上がります。
ダンジョンのモンスターは自分で配置するかどうかを選べるんですが、最強のドラゴン(強さ9)をダンジョンに仕掛けて他の人をダンジョンに向かわせる時などに人を陥れる快楽が発生します。
■コヨーテ
インディアンポーカーって分かりますか?私は分からないんですが、それに似たゲームです。自分だけ自分の持っているカードの数字が分からないという。
自分以外のプレイヤーのカードを見ながら、その場にどれだけコヨーテが居るのかを推測し合うようなゲームです。
ルールが分かりやすい割には奥深い心理戦が楽しめるし、カードのデザインも可愛らしいので、海底探険に続いて、万人に薦められます。杉田智和と中村悠一と岡本信彦が東京エンカウントでプレイしてました。
圧倒的な大嘘が通った時に快楽が発生します。
■ワンナイト人狼モンスターver
ワンナイト人狼という、人狼を一夜に圧縮したお手軽な人狼があって、私はその中でもワンナイト人狼モンスターverが好きで、よくやります。
通常のワンナイト人狼も好きなんですが、通常版は推理の材料が微妙に少なくて、会話が起こりづらい場面もあったりするんですが、モンスターverはほぼ全員に特殊能力があって(人狼にさえ予知能力がある)、推理の材料が多くて、考えられるパターンも多いので盛り上がります。初心者は通常版をやった方が分かりやすいかなとも思いますが。
デザインもドット絵風で可愛らしいです。
特に、自分が処刑されると勝利になる「吊人」の役職が出てくると予想外なことが多発して面白い。
ワンナイト人狼のシステムはかなり画期的なので、インスパイアされた他のゲームも多くて、今はもっと面白いゲームもあるのかも知れないです。
ワンナイトマンションとか、やったことないけどルールが微妙に似ている気がします。ワンナイトマンションやってみたいです。
■ストーリーキューブ
絵が6面に描かれているサイコロを9個転がして、その絵でお話を作るというゲームです。
簡単そうですが、面白い話を作るのはそんなに簡単ではないです。
でも慣れてくるとずっとこれを転がしてお話ばかり作ってしまうようになります。
このゲームは物語を作る練習にぴったりです。
拡張版パックが結構あって、ムーミンも含めて全種類持っていたはずなんですが、今調べたらルーニートゥーンズやバットマンのストーリーキューブまで出ていて、全然全部持ってませんでした。結構新商品が出ている。
■王への請願
今まで紹介したやつに比べると少し硬派なゲームです。最近はケモいデザインのポップなデザインのものが流通していて(私が持っているのもそのバージョンです)、でも古いデザインの方がカッコいいと言う人もいます。
ルールは、サイコロの出目次第でカードを獲得できて、そのカードの能力でサイコロの個数を増やしたり、出目を自由に変更したりできるようになるゲームです。
一応一人用ではなく複数人でいち早く王のカードを入手する競争のゲームなんですが、 サイコロを自由に操る全能感みたいなものに恍惚とするのが主に快楽になるので、対人要素は薄い気がします。が、面白いです。
■クトゥルフFLUXX
まずFLUXXというゲームがあります。FLUXXは皆で好き勝手にゲームのルール自体(手札を何枚持てるかや、カードを何枚使っていいか、など)を書き換えながら自分が勝利条件を満たすようにカードを出していくカードゲームなんですが、まぁ滅茶苦茶カオスなカードゲームです。
そのカオスなカードゲームのクトゥルフ版がクトゥルフの呼び声フラックスです。
クトゥルフならお馴染みのクトゥルフ本人や、ネクロノミコン、銀の鍵、インスマス、旧神の印、這い寄る混沌、狂気山脈、ミ=ゴ、ヨグ=ソトース、宇宙からの色、ショゴス、などが登場します。
私は何かと便利なネクロノミコン(自分に付いた呪いのようなカードを他人に移したり、ネクロノミコンを持っている人だけボーナスがあるカードなどがある)と旧神の印(呪いをカードの下に封印出来る)のカードが好きです。
通常のFLUXXと違う大きな点として、災厄点という概念があり、災厄点が増えすぎると世界が崩壊して勝者無しでゲームが終わったりします。
私がプレイした時は必ず世界が崩壊して終わりました。
クトゥルフには「図解クトゥルフ神話」「沙耶の唄」「エルドリッチホラー」「クトゥルフTRPG」「クトゥルフ・レルムズ」くらいでしか親しんでいない私くらいのレベルのクトゥルフファンに打って付けのゲームです。アプリ版クトゥルフ・レムルズをめちゃくちゃやり込んだので物質で買って友達ともやってみたいんですが、その話は追々。
何と言っても、FLUXXの「世界を自分の都合のいいように改変しながら遊ぶ」というゲーム性にクトゥルフが上手くマッチしているような気がします。
カオスを求めている人にオススメです。
■テストプレイなんてしてないよ(通常・黒)
ちょっと前に流行ったゲームです。
簡単に説明すると、ルールをややこしくしながら即死系のカードの効果を上手く受け流しつつ勝利を目指すゲームです。
ルールは至極簡単ですが、全く意味のないカードがあったり、テキストがふざけてたりして、開発者の人間性が良く出ていると思います。
私が通常版で好きなカードは、「創英角POP体」というカードで、これはカードをプレイする前に「創英角POP体最高!」と言わないとゲームに敗北するカードです。
黒では、クトゥルフグッズを持っている時に5パープルポイントを得るカード(何故か色付きのポイントがもらえる)と、「ネトゲのガラクタ」という0.14ポイントを得られるが、ネトゲの「カブトムシの触覚」の使い方を思い付くなら8ポイントを得られるカードが好きです。意味が分からない。
「それ」や「勝利」や「敗北」などに類する言葉を使ったら負けるカードや何かを指さすと負けるカードがあるんですが、以前プレイした時、誰かが「それ」と言って敗北し、それを指摘した人が「あ、負け」と言って敗北し、更にそれを指さしで指摘した人も敗北するという負の連鎖が起きたことがあります。
別の日、黒を二人でやったことがあって、相手を即死させるカードを2ゲーム連続で最初に引いて、ゲームにならなかったこともあります。
そういうのを楽しめる人は楽しいと思います。私は楽しいです。
あと、全プレイヤーに何かを選ばせて、その結果次第で誰かを即死させたり特典がもらえるカードが結構多いんですが、「ケーキか死か」を選ばせるカードはなんかケーキと死という組み合わせが好きで気に入っています。
■うどんエイリアン
最近ツイッターでもうどんエイリアンが如何に素晴らしいかをツイートしたばかりですが、ここでも紹介します。
これはアンディーメンテという所が出しているインディーズの一人用カードゲームなんですが、とにかく世界観設定が良くて、世界観とゲーム性の絡み具合が最高です。個人的な趣味です。このゲームに触発されて、手書きでカードゲームを作りました。
このゲームには三人の特殊能力を持った少女が登場するんですが、その三人にちゃんと設定があって、記憶抹消などの特殊能力やチップが埋め込まれている場所が設定としてあったりします。
ゲームとしても30回やって1回クリア出来るくらいのまぁまぁ高い難易度で、カードの裏表を記憶してないとまずクリアできません。即死します。
世界観に少しでも興味が湧いたり、難しい一人用ゲームがやりたいという人におすすめします。
■エクスプロージング・キティンズ(爆発子猫ちゃん)
ゲームのコンセプト動画が海外でウケて、キックスターターで大盛り上がりした結果誕生したこの爆発子猫ちゃん(まだ日本語版が出ていません)もユーモアに満ちていて面白いゲームです。好きすぎて拡張パックも買いました。
このゲームもルールがシンプルで、山札からカードを出していき、爆発子猫ちゃんカードを引いたプレイヤーは爆死して敗北します。ただし、デフューズカードという回避用のカードを使うと、爆発子猫ちゃんを回避できます。
カード一枚一枚に海外特有のユーモアが炸裂していて、一番好きなカードは「東から来た電磁ポメラニアン台風」と「ユニコーンを食べるエンチラーダの力」です。
何を言っているのか分からないと思うので、英語版しか無いですが実際にやってみて下さい。
Exploding Kittens: A Card Game About Kittens and Explosions and Sometimes Goats
【ボードゲーム以外】
ついでなのでボードゲームの枠外のものもいくつか紹介します。
私はタロットカードって好きなんですけど、エドワードゴーリーがタロットっぽいものを作っていて、不安な箱という十数枚のカードです。
通常のタロットの大アルカナは一切無くて、代わりに「海」「トンネル」「燃える頭」などがあります。
用途も占いではなく、カードを使ってカードに対応する単語帳を使って物語を作るゲームになっています。ストーリーキューブに似ていますが、不安な箱は英語が読めないのでちゃんと遊んだことはないです。
完全に単なるエドワードゴーリーのファンアイテムとして持っている感じです。
■ウエスト・ウイング
エドワードゴーリー関係の話が出たので、好きな絵本もついでに紹介します。
私はエドワードゴーリーはウエスト・ウイングとギャシュリークラムのちびっ子たちが好きなんですが、ウエスト・ウイングは一切文章が無い絵本で、とても怖いです。
怖い本というと一番最初の不安の種1巻が一番怖くて、二番目にウエスト・ウイングが来るようなランキングになります。それ町のホラー回も結構怖いけど。
■ワードウルフ
プレイヤーが皆、ある単語を与えられて、多数派の人には同じ単語が与えられますが、少数派(もしくは一人)の人には別の単語を与えられ、話し合いで誰が少数派かを当てる、みたいなゲームです。
人狼に似ているけど、まず自分が多数派か少数派かを推理するところから出発するのが面白くて、無料アプリをDLして居酒屋で延々と楽しんでしまいました。
無料アプリだけで出来るので費用掛からないし、1ゲームが手軽だし、ルールも分かりやすいので、かなり良いです。
■たほいや
今一番やってみたいゲームです。人数分辞書を持って遊びます。あるひらがなの単語(たほいやなど)の偽物の意味を考えて提出し、自分は本当の意味を当てるゲームです。
やったことが無いのでレビューできないんですが、にじさんじでプレイしていた感じを見ると程よくボケられて、ちゃんと面白い、ゲームとして完成度が高そうなのでやってみたいです。
おわりー(鳩羽つぐ)